本学院の施設・装置は、学院生の輝く未来に大きく貢献します
生命科学分野の最先端の研究をサポートするため、世界に誇る装置を含む、充実した施設・設備を整えています。生命科学院の研究体制は、学院生の溢れる探求心をきっと満足させます。
■次世代ポストゲノムセンター
北海道大学北キャンパス地区にある次世代ポストゲノム研究センターは、生命科学院、先端生命科学研究院の中核的な教育・研究拠点です。核磁気共鳴装置、X線構造解析装置、質量分析装置などの装置が配備され、蛋白質や糖鎖などに関する最先端の研究が昼夜を分けず行われています。
■500M Hz核磁気共鳴装置(ECA500、日本電子)

本装置は、現代のデジタル技術と高周波技術を駆使した最新のFT-NMR分光計です。本装置では、ルーチン溶液NMR測定から、タンパクや固体NMR測定のようなリサーチワークまで、幅広く対応できる基本性能を確保しています。さらに本装置は、3mmプローブとの組み合わせにより、複雑な分子構造解析が可能であり、創薬・ポストゲノム研究等の最新の科学技術開発のための強力な武器となります。
- 連絡先
- 市川 聡(内線3229)
- 設置場所
- 機器分析センター1階NMR室
■400M Hz核磁気共鳴装置(JNM-ECX400、日本電子)

ECA500と同様に本装置は、最新のFT-NMR分光計です。本装置は、ルーチン溶液NMR測定から、タンパクや固体NMR測定のようなリサーチワークまで、幅広く対応できる基本性能を確保していますが、主にルーチン測定用として用いられています。ECA500と併用することで、創薬・ポストゲノム研究等の最新の科学技術開発のための強力な武器となります。
- 連絡先
- 市川 聡(内線3229)
- 設置場所
- 機器分析センター1階NMR室
■高解像電子顕微鏡システム(透過電子顕微鏡H-7650 ZeroA(日立),走査電子顕微S3000N(日立),ウルトラミクロトーム19170D-UC6RT(ライカ))

生体システムの理解には,生命体の詳細な形態情報は不可欠です。特に組織・細胞レベルあるいはそれ以下の微小構造解析は,分子レベルの機能解析とともに重要です。組織・細胞内部の微細構造や細胞表面の微細形態を解析する電子顕微鏡は,共焦点レーザー顕微鏡などとは質的に異なる形態情報を得ることができることから,生体システム解析には必須の機器です。生体システムの理解に欠くことのできない微細構造を観察するため,最新の透過・走査電子顕微鏡装置を導入しました。
- 連絡先
- 堀口健雄(内線2738)
- 設置場所
- 理学部5号館810号室
■共焦点レーザー顕微鏡システム(Zeiss LSM-DUO)

一般的な蛍光顕微鏡に比べ,コントラストの良い共焦点画像を取得できる共焦点レーザー顕微鏡です。この装置は試料を高詳細または,高速で観察することができます。さらに細胞内の任意の分子に光刺激で非接触的に変化を与え,その分子の挙動を追跡することも出来ます。細胞内のタンパク質や核酸の空間配置を高精度に画像化したり,ダイナミックに起こっている分子の挙動を高速で観察することは,細胞機能を説明するうえで必要不可欠なことから最新鋭の共焦点レーザー顕微鏡を導入しました。
- 連絡先
- 綿引雅昭(内線4473)
- 設置場所
- 理学部5号館801号室
■共焦点レーザー顕微鏡 (LSM510 META, Carl Zeiss)

共焦点レーザー顕微鏡観察では、多重蛍光画像により高解像度の立体構築像を把握することが可能であり、細胞機能関連分子の同定や分子間ネットワーク解析等に適しています。さまざまな組織,細胞および分子からなる生体の生命活動を理解するために、共焦点レーザー顕微鏡は、細胞機能および分子機能の解析に利用され威力を発揮しています。
- 連絡先
- 綾部時芳(内線9049)
- 設置場所
- 次世代ポストゲノムセンター4F 自然免疫研究室
■高速度共焦点倒立顕微鏡(Leica TCS SP5)及び高感度蛍光実体顕微鏡(Leica AF6000)

本システムでは、高速度共焦点倒立顕微鏡及び高感度蛍光実体顕微鏡に高速イメージングカメラとタイムラプス撮影機能を組み合わせることにより、組織化された細胞の運動というマクロなスケールから細胞内での細胞内小器官や細胞骨格のダイナミクスなどのミクロなスケールまで連続した階層での詳細なイメージングを可能としています。これにより、生物の形態形成と個々の細胞の運動、さらに細胞内での現象を直接関連づけることができ、新しいパラダイムを持つ科学者の養成を通じて飛躍的な研究の発展が期待できます。
- 連絡先
- 福井彰雅(内線2773)
- 設置場所
- 理学部2号館301室
■LC-TOFMS分析装置(JMS-T100LP、日本電子)

分離分析装置である液体クロマトグラフィー(LC)と質量分析装置(MS)を連結させた装置で、混合物の試料を分離すると同時に、物質の質量情報が得ることができます。定性・定量分析のみならず、精密質量測定が簡単に行えます。NMRと並び、メタボローム研究や創薬研究には欠かせません。本装置の使用は依頼分析形式となっています。
- 連絡先
- 市川 聡(内線3229)
- 設置場所
- 機器分析センター1階質量分析室
■イオントラップ型質量分析装置(LXQ、サーモフィッシャー)

試料の分子量を測定する装置であり、高感度かつ高速で試料の分子量を測定することが可能です。これにより、微量な蛋白質およびペプチドを同定することができます。また、低流量の液体クロマトグラフィーと組み合わせることにより、複雑な混合試料においても迅速かつ高感度で蛋白質およびその修飾などの同定・解析が可能です。
- 連絡先
- 小布施力史(内線9015)
- 設置場所
- 次世代ポストゲノムセンター5階、染色体機能ネットワーク研究室・機器室
■フローサイトメーター(FACSCalibur HG・ベクトンディッキンソン)

細胞浮遊液を高流速で流し、そこにレーザー光を照射することで、個々の細胞からの散乱光が測定でき、細胞一個一個の相対的大きさや内部構造の違いが解析できます。また、抗体を用いた蛍光抗体法による細胞表面マーカーの解析、DNA蛍光染色による細胞周期の解析などもでき、基礎および臨床医学両分野で広く利用されています。
- 連絡先
- 大林典彦(内線3244)
- 設置場所
- 機器分析センターゲノム室
■生体システム分子解析システム1 化学発光画像解析システム (Fuji LAS-3000multi color)

生体システム理解のためには,生命現象の様々な素過程において機能する生体分子の詳細な情報が不可欠です。本来見ることの出来ない生体分子の解析には,様々な可視化技術が利用されます。最近では非RI標識技術の発展がめざましく,化学発光物質や蛍光物質を用いた標識方法が一般化してきています。また,標識化の多様化に伴い,各標識物質に対応した検出・イメージング技術やその解析装置が急速に開発されています。蛍光物質や化学発光物質の検出・イメージングに威力を示す化学発光画像解析装置を設置しました。
- 連絡先
- 木村 敦(内線4452)
- 設置場所
- 理学部5号館801号室
■生体システム分子解析システム2 フローサイトメーター(池田理化 PA)

蛍光物質の定量化を簡便に行うフローサイトメーターを導入しました。この装置で細胞のDNA量を簡単に測定することが可能です。
- 連絡先
- 山口 淳二(内線3482)
- 設置場所
- 理学部5号館808号室
■生体システム分子解析システム3 (BiacoreX)

生体分子同士の相互作用に関する研究も不可欠の作業となります。このような生体システム分子間相互作用の研究に必須の生体分子間相互作用解析装置を導入しました。
- 連絡先
- 荻原克益(内線3522)
- 設置場所
- 理学部5号館808号室
■生体システム遺伝子調製解析システム1 遠心機システム(冷却遠心器CR22G2(日立),超遠心機CP80WX(日立),小型超遠心機CS100GXL(日立))

生体システム理解のためには,生命現象の基盤となるゲノム情報が不可欠です。ゲノム情報を得るためには,まず,種々の生物からDNAを効率よく単離・調製することが必要となります。近年,生体分子調製における微量化が進められていますが,それと並行して未だに大量調製が必要な場合も多くあります。これらの状況を踏まえて,DNAの大量調製を目的とした「冷却遠心機」と「超遠心機」,また微量調製を目的とした「小型超遠心機」の導入を図りました。これらの遠心装置は,主要目的のDNA調製だけでなく,タンパク質・オルガネラ等の調製にも利用可能な汎用性も兼ね備えたものです。
- 連絡先
- 高田泰弘(内線2742)
- 設置場所
- 理学部5号館405号室
■生体システム遺伝子調製解析システム2 DNAシークエンサー (ABIprism3130),リアルタイムPCR (ABI Prism7300)
ゲノム情報の解析は,DNAの塩基配列決定が基本となります。この目的のため,簡便な操作性をもつ4本キャピラリ型の「DNAシーケンサー」を導入しました。さらに遺伝子の発現情報を正確に測定するため「リアルタイムPCR」を導入しました。
- 連絡先
- 藤田知道(内線2740)
- 設置場所
- 理学部5号館808号室
■リアルタイム細胞計測装置(RT-CESTM,ACEA Biosciences Inc)

RT-CES
TMシステムは、マイクロプレートの底面に装着された微細金電極センサーによって、細胞増殖・細胞接着・細胞死・細胞形態変化・細胞浸潤・細胞遊走などをリアルタイムに測定することが可能な装置です。特に、細胞ラベルが不要なため、細胞を侵襲することなく、生きたままで測定が可能です。さらに、RT-CES
TMシステムの精度は高く、広いダイナミックレンジを有しているため、kinetics情報を得ることができます。
これらの特徴を活かして、がん (目的化合物のプロファイリング・細胞傷害活性測定・細胞の浸潤や遊走など)、アレルギー (肥満細胞の脱顆粒)、細胞受容体 (GPCR・受容体型チロシンキナーゼ)、接着分子 (細胞の接着および伸展・T細胞の活性化) 等の研究に用いることができます。
- 連絡先
- 菅原一幸(内線9054)
- 設置場所
- 次世代ポストゲノムセンター5階・プロテオグリカン医療応用研究室内
■超高感度NMR検出器(クライオプローブ)
微量しか得られないタンパク質、難溶性のタンパク質の測定は、原理的に感度の低い分光法であるNMRにとって困難である。この問題を克服するため最近開発されたクライオプローブは、NMRの観測部を極低温に冷却してノイズを減じることによってS/N比を約3倍まで向上させることができる。
- 連絡先
- 河野 敬一(内線2770)
- 設置場所
- 理学部共同実験棟4階NMR研究室