北海道大学 大学院 生命科学院

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生命科学院長からのメッセージ

生命科学院長からのメッセージ

 21世紀は生命科学の時代と呼ばれており、その飛躍的発展は人類社会に多くの恩恵をもたらすと期待されています。実際、次世代シークエンサーや生細胞イメージング等、各種解析技術の革新によって既存の研究分野の進展・深化は著しく、さらに異分野融合で新しい学問領域が次々と生まれています。そのため、生命科学の教育研究環境も劇的に変化し、社会的要請も変化しています。大学院教育も、これらの変化に迅速かつ的確に対応することが求められています。現在社会における緊迫の課題は、先端的・融合的な研究を先導できるグローバル人材の養成です。この社会的要請に応えるため、北海道大学では平成18年度に、部局の壁を超えた融合型組織、生命科学院・生命科学専攻を新設し、新しい生命科学の大学院教育を開始しました。さらに、平成24年度には臨床薬学専攻(4年制博士課程)、平成30年度にはソフトマター専攻を設置しました。

 生命科学専攻では、履修上の区分として3つのコース(生命融合科学コース、生命システム科学コース、生命医薬科学コース)を設け、それぞれのコースが得意とする学問領域において専門性を高める教育を行っています。また、生命科学専攻全体として、以下に示すような特徴的な教育システムを採用しています。
 1)4学期制および複数指導教員制の導入
 2)コース内やコース間を横断した講義の履修による幅広い知識・研究技能の修得
 3)生命倫理、知的財産、バイオインフォマティクス、分子イメージングなど、社会的要請の高い新興学問領域に関する授業の提供
 4)グローバル社会で活躍するために必須の英語でのコミュニケーション・プレゼンテーション法や英語論文作成法に関する授業の提供
 上記の特徴的教育に加えて、臨床薬学専攻では、医学とより密接 に関連する分野での基礎および応用研究の指導を通じて、臨床薬学領域で活躍できる人材の養成をめざした教育を行い、ソフトマター専攻では、基礎知識とその応用を学べる体系的教育を通じて、ソフトマター研究を世界的にリードできる人材の養成をめざした教育を行っています。

 生命科学院の教育目標は、上記のような特色ある教育を通じて、社会的要請に応える人材、すなわち、先端的・融合的な研究を先導し、グローバルに活躍できるバイオ研究者・技術者を養成することです。そのためには、①課題を解決するために必要な確かな知識や技術の修 得、②自分が得た実験データや他の研究者が報告しているデータを客観的に分析・解釈できる力、③他の研究者と高度なレベルで討論ができる力、④研究成果を正確、明解、簡潔に公表できる力、などが必要になります。これらの力を生命科学院における講義、演習、実験実習を通じて獲得し、研究者・技術者に必要な総合力を身につけてください。生命科学院では、これらの能力を十分に発揮し、グローバル社会における種々の課題に果敢に挑戦して解決策を導き出せる人材を輩出することをめざしています。このような生命科学院の教育目標を理解し、大学院での授業や研究に主体的に取り組む意欲的な学生を募集します。


北海道大学大学院・生命科学院長

山下 正兼


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