近藤 英昌 生命融合科学コース
分子適応科学研究室

客員准教授

近藤 英昌
(こんどう ひでまさ)

研究タイトル
産業用タンパク質の機能解析と高機能化
研究キーワード
構造生物学、産業用タンパク質、不凍タンパク質、産業用酵素
担当科目
所在
札幌市豊平区月寒東2条17丁目2-1産業技術総合研究所生物プロセス研究部門
電話番号
E-Mail
ホームページ
http://altair.sci.hokudai.ac.jp/g_renkei/top.html



研究内容
  タンパク質を用いたバイオプロセスはマイルドな条件下で反応を行うことが可能なため、エネルギー消費が少なく環境負荷の低いものづくりに応用されています。天然から見出されるタンパク質の特性や性質をバイオプロセスの反応条件などに合致したものに人工的に改良することによって、高い付加価値を有する物質の生産を効率的に行うことが可能になります。私たちは新規な産業用タンパク質を用いたバイオプロセスを構築することを目指して、これらの機能と立体構造情報に基づいた高機能化法の開発やその応用研究を行っています。特にタンパク質と固体間の相互作用に着目し、氷の結晶に結合する機能を持つ不凍タンパク質の機能解析やX線結晶構造解析によって機能メカニズムの解明や高機能型タンパク質の創出を目指した研究を行っています。
メッセージ
物質の形状や構造はそれらの性質や機能を強く反映しているもののひとつです。タンパク質などの生体分子についても同様なことが当てはまり、立体構造を知ることによって性質や機能をより深く理解することができます。X線結晶構造解析法はタンパク質の立体構造を最も詳細に知ることができる手法のひとつです。私は結晶構造解析を切り口として、それに関係する様々な実験や解析、研究発表などを通じて、深い洞察力と豊富な知識を持ち科学的な思考を身につけた研究者や技術者の育成に努めたいと思っております。

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