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生命融合科学コース 先端生体制御科学研究室 特任助教 天野 麻穂(あまの まほ) |
■ | 研究タイトル |
網羅的グライコミクスを利用した生体分子の機能の解明・生態系のメタグライコミクス | |
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■ | 研究キーワード |
グライコミクス、グライコプロテオミクス、レクチン、がん細胞、幹細胞、品質管理、生態系 | |
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■ | 担当科目 |
生命機能制御科学特論 | |
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■ | 所在 |
次世代ポストゲノム研究棟6階 | |
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■ | 電話番号 |
011-706-9059 | |
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■ | ホームページ |
http://altair.sci.hokudai.ac.jp/g4/ |
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■ | 研究内容 |
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地球上のすべての真核生物のタンパク質は、その半数以上が糖鎖修飾を受けています。その種類は、生物種によって多岐にわたり、また、たとえ同一の生物種であっても、成長の過程や罹患している疾患のステージ、さらには喫煙の有無など生活環境が変化したときにも、異なるプロファイルを示す例が報告されています。 私たちは、糖鎖のこの特徴を活かして、従来のゲノミクスやプロテオミクスだけでは議論が困難な、生体の微細な変化の検出にグライコミクスを適用したいと考えています。具体的には、疾患マーカー探索(早期発見、薬剤耐性、予後診断など)のほか、幹細胞の品質管理や、培養細胞の性質変化の検出を試みています。 一方、糖鎖変化をマクロな視点でも追跡しています。糖鎖の観点から、生物の進化を考えるとともに、さまざまな生物種のグライコームを生態系全体でとらえることで、生息環境の変化の検出や病原体などへの感受性変化の予測を目指しています。 |
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■ | メッセージ |
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糖鎖は、結合の順序や位置によって、その役割を変えることがあります。それはちょうど、「へん」や「つくり」がそれぞれ意味を持ち、その組み合わせで何を表現するかが決まる「漢字」の世界と似ている、とも言われています。漢字を組合わせると熟語ができて、さらに多様性が広がるところも、そっくりです。 細胞表面分子のミクロの世界から、マクロな森の生き物の世界まで、熟語さがしをされたい方、ぜひご連絡いただければと思います。 |
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