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生命システム科学コース 生命システム科学コース 形態機能学第3研究室 助教 伊藤 秀臣(いとう ひでたか) |
■ | 研究タイトル |
植物における動く遺伝子トランスポゾンの制御機構 | |
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■ | 研究キーワード |
トランスポゾン、環境ストレス、後生的遺伝、核型進化 | |
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■ | 担当科目 |
生命科学研究、生命科学実習、生命科学論文講読 | |
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■ | 所在 |
理学部5号館・5-7-06室 | |
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■ | 電話番号 |
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■ | ホームページ |
https://www.sci.hokudai.ac.jp/grp/keitai/sci.hokudai/KeitaiIII_mail.htm |
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■ | 研究内容 |
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多くの生物種のゲノムを構成するトランスポゾン配列は近年詳しい解析が進む中、生物学的な重要性が明らかになってきた。ヘテロクロマチンに複数存在するトランスポゾン配列はゲノムの安定性に関わっていると考えられている。また、ある遺伝子の近傍に挿入されたトランスポゾンはその遺伝子の発現をコントロールするという報告もある。トランスポゾンの多くは通常DNAのメチル化やヒストン修飾などによりゲノム内で活性が抑制された状態にある。しかし、ある条件下では抑制が解除され、トランスポゾンの転写、転移が活性化することが報告されてきた。私はシロイヌナズナを材料にトランスポゾンがどのような環境下で活性化するのかということに興味を持ち、トランスポゾンの制御と環境ストレスの関係という側面からこの謎に迫ろうと考えている。 | |
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■ | メッセージ |
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トランスポゾンは植物で初めて報告され1983年にノーベル生理学・医学賞に輝いた重要な発見である。現在トランスポゾンはほとんどの生物種に存在し以前にもまして注目される因子となってきた。多くの種でゲノム情報が解読された今トランスポゾンの発現制御や転移制御に関わる多くの興味深い報告がなされている。またトランスポゾンの転移はゲノム進化において非常に大きな力となっていることは注目すべき点である。 |
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