北海道大学 大学院 生命科学院

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コオロギは哺乳類と同じく「驚いて」学習

動物が2 種類の刺激を関連づけて記憶することを連合学習といいます。ヒトなど哺乳類の連合学習は「予測誤差」に基づいて起こるという理論が提案されています。この理論は広く普及していますが,罰に関する学習での行動学的な証明は必ずしも完全なものではありませんでした。北海道大学の大学院生である寺尾勘太氏と水波 誠教授のグループは,「コオロギの罰に関する学習は予測誤差理論で説明できるが,他の対抗理論では説明できない」ことを明らかにしました。コオロギが学習するには「驚き」が必要なのです。さらにコオロギではドーパミンを伝達物質とするニューロンが罰に関する予測誤差を伝えることが示唆されました。

(研究論文)
研究論文名:Roles of dopamine neurons in mediating the prediction error in aversive learning in insects(ドーパミンニューロンは罰学習において予測誤差を媒介する)
著者:寺尾勘太(北海道大学大学院生命科学院博士課程3 年),水波 誠(北海道大学大学院理学研究院教授)
公表雑誌:Scientific Reports
公表日:英国時間2017 年10 月31 日(火)(オンライン公開)

2017/11/1 プレスリリース ダウンロード

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