北海道大学 大学院 生命科学院
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鳥の目ヂカラは相手次第~鳥類の顔の特徴の多様性理解に貢献~

鳥の目ヂカラは相手次第~鳥類の顔の特徴の多様性理解に貢献~

理学研究院の相馬雅代准教授らの研究によって、文鳥はつがいの仲に合わせて目ヂカラが強くなることがわかりました。

文鳥の目は,アイリングという濃ピンク色の皮膚に囲まれており、この部分はアイリングまたは眼瞼輪(がんけんりん)と呼ばれています。文鳥を含む一部の鳥では、アイリングなどの「装飾」によって目を際立たせる外見的特徴を持つことは知られているものの、それがどのような機能を担っているかは未解明の部分が多くありました。この研究では,繁殖準備が整ったことをつがい相手に伝える信号としてアイリングが機能している可能性が明らかになりました。

本研究成果の詳細は北大のプレスリリース<https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/10/post-1338.html>にも掲載されております。併せてご覧ください。

論文情報

論文名 Eyes of love: Java sparrows increase eye ring conspicuousness when pair-bonded(文鳥はつがいの絆によってアイリングを際立たせる)
著者名 オナガ・ジェナ1、相馬雅代21北海道大学大学院生命科学院、2北海道大学大学院理学研究院)
雑誌名 PLOS ONE(科学専門誌)
DOI https://doi.org/10.1371/journal.pone.0292074


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